ヒュースがエスクードと乱立させ、壁バカだの土木工事だの言われています。
修のスパイダーや千佳の砲撃のことも含めると玉狛第二は、建設業者以上に地形をいじくりまわせることになりました。
どんな地形であろうが、千佳が解体して、ヒュースが土台を作り、修が網(罠)をはる。
そんな地形に
機動力のあって、真顔で人の首をはねる白い悪魔
がいるので、相手からしたらたまったもんじゃありませんよね。
ここで、気になったのがエスクードの汎用性です。
壁を作って弾を防いだり、相手を分断したり、挟んだりするトリガーです。
ヒュースのトリオン量が多いからといっても少し出しすぎな気もするので、エスクードに関しての考察を書いていこうと思います。
現在のエスクード使用者にそって考えていきます。
烏丸京介(とりまる)のエスクード
修たちをラービットの攻撃から守るために使用しています。また、小南がラービットを倒す時間を稼ぐため、ヒュースの攻撃をエスクードでガードしています。
このときは一枚のみの使用です。
烏丸のトリガーセットではエスクードを1つセットしています。
このことから、1つのエスクードでは1枚しか出せないなど制限があると考えられます。
もちろんトリオン消費が大きいので、必要以上出す必要はありませんし、このときは足止め・C級隊員を守るという目的がありました。
迅の予知があったからこその「全開戦闘を避けてきた」にはエスクードの枚数も含まれているかもしれません。
ガイストの起動時間が短くなりますからね。
ちなみにエスクードで相手を挟んだのは烏丸が最初。
ラービットを挟みました。このときもエスクードは1枚でした。
最初のエスクードサンドイッチ
ワールドトリガー 8巻 第67話「大規模侵攻⑯」から引用
迅さんのエスクード
アフトクラトルの大規模侵攻のときにヒュースの足止めを担当することになった迅さんが使用しました。
迅さんのトリガーセットはメインサブ両方にエスクードをセットしており(BBFより)、フルエスクードが可能ということになります。
迅さんが使用した時のエスクードは地面から大量(少なくとも同時に4枚)に出していて、
とびっくりしたものです。(実際にはたぶん違う)
迅さんの使った足からエスクード
ワールドトリガー 8巻 第64話「大規模侵攻⑬」より引用
また、ヒュースのトラウマのもとになるエスクードサンドイッチのときも同時に2枚出しています。
ここから、フルエスクードなら同時に出せることが考えられます。
また、手からではなく足からエスクードを出したのでこれもフルエスクードの効果なのかなと考えられます。
でないと、とりまるがわざわざ地面に手をついてエスクードを出す必要がないんですよね。
別役太一のエスクード
169話でモール内の電気系統を操っていた太一ですが、敵からの反撃に備えてエスクードを使用しました。
太一のノーモーションエスクード
ワールドトリガー 19巻第169話「玉狛第2㉒」より引用
太一のトリガーセット情報(BBF時点)は
メイン:狙撃中3種とシールド
サブ:バックワームとシールドでフリーが2つ
となっています。
上に書いたことを考慮すると、
地面に手をつくことなく、同時に2枚使用しているので、フルエスクードだと考えられますね。
ランク戦ROUND7での作戦はモール内の電気系統を操り、視覚支援と合わせて相手の隙を作るというものです。
スナイパーが活躍しにくいステージで、太一が提案した作戦なので、太一のトリガーセットが変わっている可能性は高いです。
そもそも狙撃で点を取る気はあまりない気もします。
なので、アイビス・イーグレット・ライトニングのどれかを外して、エスクードを2つセットしているのではないかと考えられます。
しかし
1つ気になるのが、太一のエスクードは使おうと思って使ったものではないということ。
エスクードが起動しユズルのアイビスからの攻撃を防いでから、撃ってきたことに反応しています。
これは常に反撃に備えて起動状態だったのではないかと考えています。
2枚同時に使う分のトリオンをあらかじめ消費しておいて、オートガードできるようにするみたいなことができるのかなと思います。
しかも、2枚同時に出すことがフルエスクードなら、バックワームが消えていないことへの説明がつきません。
なので、おそらく太一のエスクードは1つしかセットしていません。
アイビス・イーグレット・ライトニングのどれかを外して、エスクードをセットし、フリーはそのままか、または外した狙撃銃をセットしている可能性が高いです。
ということはエスクードの枚数はトリオン消費によって決まると考えられます。
太一のトリオン量は6で2枚使用、とりまるはトリオン量が7で3枚使用後にガイスト3分弱が可能なので、太一でも十分使えるかと思います。
このことからエスクードは
- 1つセットしている場合、手で起動させるほかに、さきにトリオンを消費させることでオートガードができる可能性がある
- 枚数はトリオン消費によるもの
ではないかと考えられます。
ヒュースのエスクード
ボーダー屈指のエスクーダーヒュース。
めちゃくちゃ使っています。
相手の分断・サンドイッチなど使いこなしています。
ヒュースのトリガーセットは遊真との試し撃ちではエスクードは1つでしたが、ROUND7直前でメテオラを入れたり、試し撃ちによる変更をしている可能性もあるので、まだ断定はできません。
トリガー構成は
メイン:弧月・旋空・シールド・フリー
サブ:バイパー・エスクード・シールド・バックワーム
となっています。(試し撃ち時点)
ヒュースは第170話でバックワームを使用しながらエスクードを使用しています。
エスクードはバックワームと逆側にセットしていることになるので、試し撃ち時点の構成とは確実に変わっています。
おそらく、メインのフリーにエスクードをセットして、元々エスクードをセットしていたところにメテオラをセットしているのではないかと考えています。
ROUND7でヒュースはメテオラ・旋空以外のすべてのトリガーを使用しているので、フルエスクードは考えにくいです。
なので、あのエスクードの枚数はトリオン量が関わっていると考えてよさそうです。
エスクードの使い方
エスクードの使い方として、とりまるとヒュースは手を地面について使用しています。
迅は足からおそらくトリオンを流して使用して、太一に至ってはノーモーションです。
このことから、
- どこに出すか狙いを定めるときは手を地面につく
- 出す方向だけ指定(自分の後ろに出すなど)して大雑把に出すのは足でも可能
- エスクード起動状態で場所の指定を特にしていない場合はオートガード
になるのではないかと考えています。
フルエスクードはいまのところ迅さんだけでまだ戦闘描写が少ないこともあり、エスクード1枚セットとフルエスクードの違いを見分けること難しく、今後の迅さんに期待するしかありません。
まとめ
エスクードの枚数はトリオン消費によって決められ、1つセットするだけで同時に複数枚使用もできると考えられます。
使用動作に関しては
- どこに出すか狙いを定めるときは手を地面につく
- 出す方向だけ指定(自分の後ろに出すなど)して大雑把に出すのは足でも可能
- エスクード起動状態で場所の指定を特にしていない場合はオートガード
という可能性が高いです。
エスクードの1つセット(とりまる・太一・ヒュース)と2つセット(迅さん)の違いははっきりとは判明しておらず、今後の展開に期待するしかありません。
175話の犬飼解説により、エスクードの射程は基本25mであることが判明しました。
また、トリオン量によってはその射程距離が伸ばせるようです。
ダミービーコンについての考察記事も書いています。



