ボーダーのエンブレムは2種類ある
3分割されているもの(本部所属)と3つの点があるもの(玉狛支部)のものです。
現ボーダーエンブレム
玉狛支部のエンブレム
1巻 第1話 「三雲修」より引用
修がC級隊員時代は3分割エンブレムだが、B級に上がると3つの点があるエンブレムになっていた(2巻参照)
修がB級になって初登場
2巻「雨取千佳」より引用
B級に上がったこの時点では本部所属の隊員であるはずなのに、玉狛支部のエンブレムをつけていた。実際に玉狛第二を結成するときに本部からの転属届を提出していたので、本部所属隊員でありながら、玉狛支部のエンブレムをしていたことになります。
特別な意味があるのでしょうか。
玉狛支部のエンブレムは旧ボーダー時代のものです。
ちなみに遊真もボーダーのトリガーを使って初登場の時は、玉狛のエンブレムでした。
これについて、作者はボーダーに有吾の生体アカウント的なものが残っていて、遊真の黒トリガーの中の、有吾を構成していた要素に反応したと思われますという回答をしています。
修は以前に旧ボーダーと接触があったのか?
ありましたよね?
修と旧ボーダーは1巻の初めに接触しています。近界民に襲われたところを助けてもらっています。
修がボーダーの入隊試験に落ち、そのことが不服だったため試験官的な人に直談判したが、防衛隊員として働くのはむずかしいと言われてしまう。
だったらもっと偉い人に直談判しようと、ボーダー基地本部まで来たところで、門が開き近界民に襲われたのです。
しかも助けたのは後の実力派エリートの迅。迅には未来が見えるというサイドエフェクト(副作用)を持っています。
余談ですが、6巻の作者への質問コーナーにて
「迅の未来予知はどれくらい先まで視えますか」
という質問に対し、
ほぼ確定している未来(実現の可能性が非常に高い未来)は年単位でかなり先まで見えていると思います。逆に予知で介入することができる「不確定な未来」はわりと近い将来までしか見えていません
との回答しています。
さらにこの質問コーナーの正式タイトルは「けっこう重要な設定が明かされてる気もする質問コーナー③」
となっています。このページには他の質問がありますが、重要そうなものはこの質問くらいです。
話を戻します。
要するに、
修が迅に助けられたあのときに、修に起こるかなり先の未来をみて、旧ボーダーによる何らかの措置を受けたと考えられます。
その何らかの措置に反応し、トリオン体に換装されたとき、玉狛支部のエンブレムになったと考えるのが自然です。
その証拠というには少し薄い気もしますが、2巻にて、修たちが通う中学校にイレギュラーゲートが発生し、モールモッドを撃退した件。
その件についてボーダー本部から招集がかかって、迅と久々に対面したときに迅は修のことをあのときと同じく「メガネくん」と呼びました。
修は覚えていてくれたんだ!という反応でした。しかし、メガネをかけている人にメガネくんと呼ぶのは、自然にあり得る話なので、実際に迅が修を覚えていたからその呼び方になったと断言はできませんね。
また、この「メガネくん」というせりふには文字の横に強調のための黒点(圏点?)があった。このことから迅が修を覚えていたから強調されたと考えられます。
なぜ迅は助けた修を覚えていたのか?
修から見えた未来がボーダーにとって重要であったからと考えられます。
そのため、何らかの措置を行い、ボーダーに修が現れるのをずっと待っていたということになります。
なんだか熱い話になってきましたね。
ラッド掃討作戦のとき、迅は修に「地味に重要人物なんじゃない?」と言っているので、修はこの先もずっと重要人物になるかもしれない。実力とは違うところで。
まぁ、主人公の1人なのでずっと重要っちゃ重要なんですけどね。
玉狛第2関連の記事です。









