A級1位でありながら、いまだに連携している描写が少ない太刀川隊です。個人で十分強いので仕方ないです。
作者いわく「ワールドトリガー」という作品ではチーム単位でのキャラ設定をした、と明言しています。確かに、言われてみればそんな感じがします。妙に凝っているなという印象です。
これはA級部隊のエンブレムにも表れていると考えられます。理由としては、まだ出てきていないA級部隊のエンブレム・隊員名まで公表しているからです。
この記事では、A級1位太刀川隊のエンブレムから太刀川隊の結成から現メンバーになるまでを書いていきます。
太刀川さんはこの人です。
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太刀川隊の結成当初の戦闘員は太刀川だけだった?
結論からいうと太刀川隊がA級に上がった当初は戦闘員が太刀川のみだったと考えています。
もしかしたら、昔は部隊すべてにエンブレムがあったのかもしれませんがそれはまだ不明のままです。(4年前に入隊した戦闘員のうち転属した沢村さん、部隊を解散したと考えられる東さん、嵐山隊を脱退した柿崎さん以外のチームにはエンブレムがある)
太刀川の個人ポイントや強さを考えても、戦闘員1人でも十分A級になれると思います。
なので、太刀川隊のエンブレムの真の意味は太刀(刀)が川の字に並んでいるものになったのではないかと考えています。そこで気になるのがバックの三日月。これに関しては、オペレーターが現在A級7位三輪隊のオペレーターの月見連ではないかと予想しています。
理由としては、太刀川とほぼ同時期にボーダーへ入隊し幼馴染であることそれに加えて、太刀川の戦術の師匠であることが明かされています。
なので、太刀川を支える月見を表すエンブレムが完成したと考えています。
現在の太刀川隊のエンブレムの由来はどうなる?
これは太刀川による後付けだと考えられます。(というかそういうことにしておいてほしい・・・)
現在の太刀川隊のエンブレムの由来(とされているの)は1本目が太刀川の弧月、2本目は出水で3本目が太刀川の2本目の弧月(太刀川は弧月2刀流のため)となっています。
さらにバックに描かれている三日月はオペレーターの国近を表しているというものでした。
ここで、疑問なのが2つ
- 出水は弧月(刀)を使わないのに刀で表しているのか
- 太刀川の2本目の弧月使われる描写が少ないのにエンブレムに入っている
ということです。
個人的に作中で太刀川が言っていたエンブレムの由来は後付け(太刀川による)ではないかと考えています。
出水は弧月(刀)を使わないのに刀で表しているのか
出水は射手なので刀は使いません。なので、出水を刀で表すことに疑問を感じます。
1人前の証という意味で刀を表しているとすれば、3本目の刀を表すのは太刀川の2本目の弧月だというのは、無理やりに感じてしまうのが正直なところです。
太刀川がA級隊員2人分の強さはあるという意味なら分かる気もしますが。
が下に書きますが、出水はおそらく「和泉守兼定」という刀が名前の由来なので、刀で表されていても不思議ではありません。ということでこれに関しては問題なし。
太刀川の2本目の弧月使われる描写が少ないのにエンブレムに入っている
太刀川は2刀流ですが、あまり2本で戦っている描写はありません。2本で戦っているかと思えば、旋空弧月のタイミングで1本になっていたりと、やはり1本で戦うことの方が多かったのだと考えられます。
剣の師匠である忍田さんは弧月2刀流ではないですからね。
また、3年ほど前の太刀川は2刀流ではなかった可能性があります。
これは4巻にてしおりちゃんが迅と太刀川がかつてライバル関係にあったという説明をしているところで、3年前の太刀川が描かれています。
このときの太刀川は弧月1本
4巻 第27話「太刀川慶」より引用
風刃を勝ち取った迅を風刃に選ばれなかった太刀川が、見ているというシーン。
このシーンでは、弧月は1本しか差していません。
黒トリガー争奪戦の時は2本差しているので、最初から2本目の弧月を使っていたわけではないようです。
このときは2本差している
3巻 第25話「迅悠一③」より引用
となると、現在のエンブレムの由来となっている3本目の刀は太刀川の2本目の弧月というのは完全に後付けであることがわかります。
出水は入ってきて、2本目の弧月を使い始めてからA級に上がったのでは?
という疑問がありそうですが、
それは出水の入隊時のお話が出てからなので現在はわかりません。
太刀川隊メンバーは刀の名前が由来か?
現在の由来を後付け(今のメンバーに合わせたもの)だとすると、いろいろ見えてきました。
作者は太刀川隊に後から入ってくる人は、「太刀」にちなんで刀の名前からキャラ名を考えようとしたのかもしれません。
今現在のメンバーである出水と国近はそれぞれ「和泉守兼定」と「三日月宗近」からきていると考えられます。
刀の名前が由来ではない唯我に関しては、作中通りお荷物扱い=太刀川隊にふさわしくないという意味だと思います。
国近がこのエンブレムの由来を知らないことから、国近は太刀川隊に後から入ったというのは確定でいいでしょう。出水に関してはまだ不明であり、太刀川が語ったエンブレムの由来に対するリアクションはなかったことから判断はしきれません。
仮に、出水が後から入ったメンバーだと考えると刀が1本足りません。
元太刀川隊のメンバーがいたということになりますよね。
チームになる以上、出水と連携が必要で刀の名前から来ていそうな隊員である必要があります。
1人いましたね。個人的には複雑ですが・・・
その名は、烏丸京介です。
烏丸は「小烏丸」という刀からきていると思います。さらに京都にある「出水通り」と交差する形で「烏丸通り」があるんですよね。
これは偶然なんでしょうか?
チーム単位でキャラを書いていった作者が、まだ登場していないキャラのトリガーセットまで考えている作者が、こんな偶然を起こすものなのでしょうか。
まとめ
太刀川結成時の戦闘員は太刀川1人だったと考えています。
理由としては、
- 1人でも十分強いということ
- 太刀川と月見さんでエンブレムの説明ができてしまうこと
が挙げられます。
そこから、時を経て出水・国近・唯我が入ったことになります。
「太刀」川隊なので、刀の名前が由来であるキャラクターが入ってきたと考えられます。
その証拠に、出水・国近に関しては「和泉守兼定」と「三日月宗近」からきていると考えられます。唯我は刀の名前が由来ではないので、太刀川隊として不十分だという意味にとれます。
そうなると、エンブレムには刀は3本あるので1本足りません。
最後の1本は烏丸京介だと考えることができます。彼の名前は「小烏丸」が由来とも取れるので、とりまるが元太刀川隊にいた可能性があります。
個人的に、とりまるは冬島隊にいたと思いたいのですが、考えれば考えるほど太刀川隊っぽく思えてきます。



