今週の問101は桐須真冬の
過去→現在
のお話ですね。
来週あたりからは、
過去の選択を間違ったものにしないように、現在の選択をする
というものが見れるような気がします。
- 憧れていたもの
- 寄りそうもの
- うるかからのアドバイス
について書いています。
【ぼくたちは勉強ができない 問101】憧れていたもの
昔の真冬せんせはフィギュア第一の人生でした。
両親の期待を背負い、日々精進していました。
しかし、誰にとっても時間は有限。
犠牲は当然ありました。
それは、青春の学園生活。
高校最後の文化祭も、大会で参加できずにいました。
自分は一度も文化祭に参加できずに、思い出が残せなかったから、
あんなに頑張って生徒のために振付を覚えて舞台に立ったのですからね。
自分が憧れていたものを生徒から守る。
その一心で真冬せんせは体を張っていましたね。(問65.66参照)
というか、最後のあのカチューシャの人、下着屋さんの店長さんですね。
しかもこのときの真冬せんせ、世界史の教科書持ってますね。
みんなが文化祭モードのなか、一人帰路につき、河原にすわる。
進路調査票を眺めていた時に、
先週、成幸と同じセリフを言った男性が登場。
それは真冬せんせの通う学校のおそらく世界史の先生。
真冬せんせからみたこの先生は、
常に生徒に寄り添い
いつも楽しそうに笑って
いる先生でした。
この先生をみて、自身の憧れ・思いが爆発します。
私が教師を目指すことは・・・
間違いだと思いますか!?
フィギュア第一の人生を生きてきて、その才能にも恵まれているのに、
青春の学生生活をやり直したいと思っている。
そんな自分は間違っているのか
に対する答えが、先週のこの先生の
間違いだったかどうかなんて
本当に終わっちまうまでわかんねーもんさ
になりますね。
真冬せんせは普通に笑って学園生活を過ごしたかったのでしょう。
両親のプレッシャーをかけられ、学校の友達には申し訳ない気持ちになりながらの学園生活になっていたのだと思います。
【ぼくたちは勉強ができない 問101】寄りそうもの
晴れて教師になり、情熱にあふれていた真冬せんせ。
ここ読んだときにグッときましたね。
新任の時は「確かな情熱にあふれていた」
のに
現在は「氷の女王」
と言われていますからね。
ここから何が真冬せんせを氷の女王へと変貌させるのか・・・
もちろん、教師という選択に両親が納得するはずもなく、氷の女王へと変貌した今もなおほぼ絶縁状態みたいなものです。
そんな真冬せんせにひとりの生徒がなついてきました。
真冬せんせはその子=日野さんの青春に関われていることに、喜びを感じていました。
日野さんとともに毎日練習し、月日が流れ、運命の日。
これは真冬せんせにとっても、日野さんにとっても運命の日になりました。
私に才能なんてこれっぽっちもないって
音大なんて最初っから・・・
受けなければよかった・・・
辛い言葉ですね。
生徒に寄りそった先生になりたくて、自分の解釈で寄りそった結果
日野さんを正しい道に導いてあげることができなかったのです。
共に過ごした時間をすべて否定する日野さんの言葉と
自身の行動の結果をみて、真冬せんせは悟ります。
人に寄りそった先生になる「才能」がない人間だったことを。
フィギュアの才能があったが、その道には歩まず、新しい道を進み始めた真冬せんせ。
しかし、その道の「才能」がないことを悟り、すべてを失った気分になりました。
そこからの真冬せんせは
生徒の「才能」に寄りそって生きる
ことを決意したのです。
これが「氷の女王」の誕生の瞬間ですね。
【ぼくたちは勉強ができない 問101】うるかからのアドバイス
フィギュアに戻りたいのか、教師を続けたいのかわからない真冬せんせ。
成幸にはアドバイスの術はありませんでした。
そこでうるかへの質問です。
水泳を続けたいのかやめたいのかわからなくなったら、うるかはどうするか?
うるかはとりあえず泳ぐ!という回答。
その返答にヒントを得た成幸はあるところへ向かいました。
これ、間接的にうるか→真冬せんせへのアドバイスになっているやつですね。
問63にて、うるか→真冬せんせへのアスリートとしての質問をしています。
「大きな大会に緊張することはあるか?」の問いに
「大舞台に立てるのは才能あるものの特権だから楽しみなさい」
というものでした。
今回はそのお返しという形になりそうですね。
アイスショーのオファーが来るのは才能あるものの特権だから楽しんでほしいものですね!!
