まずはセンターカラー。
過去と現在の真冬せんせです。
現在のほうはまさしく、思い悩む現在の顔といったところでしょうか。
前回の記事で
過去の選択を間違ったものにしないように、現在の選択をする
と予想していましたが、
過去の選択は決して間違ってはいなかった
という流れになりましたね。
そして真冬せんせは再び歩み始める・・・
長編ラスト開幕お尻スタートです!!
- やってきたのはスケート場
- 日野さんの現在
- 成幸の真意
- 後日…先生に変化は?
について書いています。
Contents
【ぼくたちは勉強ができない 問102】やってきたのはスケート場
うるかからヒントを得た成幸は美春の最大限の協力のもと、
スケートリンクと衣装
を手配し、真冬せんせに個人レッスンを頼みます。
もちろんこれは建前で、
悩んだときは体を動かす
という同じアスリートであるうるかならではのアドバイスです。
スケート場を懐かしむ真冬せんせ。
目の前の光景・匂いなど五感でかつての自分の居場所を思い返します。
自身の心臓の音も感じられるようになり、ふと思い出したのは
両親の顔
でした。
私にはできない
という真冬せんせ。
フィギュアと言えば音楽!
ということで成幸はスマホをポチッとピアノ音を流します。
ピアノ音とともに真冬せんせは思いを吐き出します。
自分のなかでは、自分には資格がない・何一つ成せなかった
と思っているようです。
さらには
選手としても
教師としても
全部中途半端
とまるで過去の選択を間違ったとでも言いたいようです。
それは違うそうですよ
と成幸が返します。
というか違う”そう”ってなんだ?
なんで伝聞系なんだ?
その答えは日野さんでした。
【ぼくたちは勉強ができない 問102】日野さんの現在
なんとピアノ音は日野さんが弾いていたもので、成幸と通話中。
ここで日野さんがでてくるのは、やはり名前のついているキャラたる所以ですかね。
日野さん=情熱を持っていた頃の真冬せんせの結果なのではないかと思います。
前回の過去編では、その情熱ゆえに寄りそうことを履き違え、その選択に後悔している
という内容でした。
なりたい教師に近づこうと、生徒に寄りそった結果、その生徒の人生を狂わせてしまったと思っているのです。
だから真冬せんせは生徒の思いに寄りそうのではなく、生徒の才能に寄りそうことを決意し、
いわゆる氷の女王となったのです。
さて、日野さんです。
過去の音大に落ちたシーンでは、後悔を前面に出して、真冬せんせを責めていました。
じゃあ、時が経った今はどうかというとそうではありませんでした。
音大には落ちはしたが、好きなピアノを続けて、バンドのピアノ担当として活動している
というのが今の日野さんの姿でした。
全部せんせーのおかげ
胸張ってやりたいことやってよ
現在の真冬せんせに一番大事なことは
過去の選択が正解だったのかどうかです。
真冬せんせ自身は完全に間違いだと思っています。
日野さんの未来を閉ざしてしまったと感じているでしょう。
ですが、日野さんは
あのとき一生懸命応援してくれたから今の私がある
とはっきりと真冬せんせに伝えます。
真冬せんせは、音大に落ちた日野さんに責められたあのときから、
現在の日野さんがどうなっているかなんて考えたこともなかったでしょう。
過去の結果しか見てなかったように感じます。
日野さんは音大に落ちてからも
自分のやりたいこと=ピアノ
を続けたからこそ現在があるのだと思います。
日野さんにとって音大を受験するという選択は果たして正解だったのでしょうか?
受かっていればそれはハッピーなことには変わりないですが、
落ちてバンドをやっている現在だってハッピーなはずですよね。
日野さんは挫折をしてもなお、自分のやりたいピアノを続けてきたのです。
いわゆるやりたいことができないヒロインズと同じなんですよね。
言ってみればあしゅみー先輩以外の先人なわけです。
成幸パパ(仮)の言っていた
間違いだったかどうかなんて
終わっちまうまでわかんねーもんさ
を体現しているキャラが日野さんだということです。
なので、真冬せんせは日野さんの現在の姿を見て
- フィギュアを辞めた
- 生徒に寄りそう教師になる
という選択の結果は終わるまでわからないことにようやく気づいたと思います。
フィギュアを辞めていなければ、
教師になっていない
寄りそう教師になりたいと願わなければ、
現在の日野さんの笑顔は見れなかった
のですから、
過去の選択が全て間違いではない
と真冬せんせは認識を改めることになりますね。
そして着氷、成幸との個人レッスンが始まります。
このリンクへの着氷こそが、真冬せんせが前に進み始めたことを表しているのでしょうね。
そしてタイトルを回収するように個人レッスン風景が描かれて……
【ぼくたちは勉強ができない 問102】成幸の真意
過去の選択に対する呪縛からは解き放たれた真冬せんせ。
しかし
新たな選択をする
ことに悩むのは至極当然。
真冬せんせは成幸に真意を問います。
- 私をどうしたいのか
- フィギュアに戻したいのか
- 教師を続けて欲しいのか
前話で、真冬せんせは
どうしたらいいかわからない
と思いを吐露していました。
前に進むと決めたものの、どの方向に進めばいいか迷う真冬せんせ。
成幸は
極論どっちでもいい
とあくまで先生自身に選択を促します。
俺は先生を幸せにしたいです
1話に2度もですよ…困った奴だ
…
でもこれが成幸の真意です。
理珠や文乃にもこんなこと言ってますからね。
【ぼくたちは勉強ができない 問102】後日…先生に変化は?
体調不良(仮病)から復帰した真冬せんせ。
生徒たちに変わらぬ対応でした。
ふと成幸が目に入ると、満面の笑顔。
と思いきや、真冬せんせの頭の中で、
常に人に寄りそって
不器用でまっすぐで…
本当に妙な子血は争えないものね…
エッッッッ!
ちょいちょいでてきた真冬せんせの油断ってこれ関連でしょうか?
やっぱり似てるわね…
的な?
さて、真冬せんせの選択はというと
教師を続けること
でした。
才能のない分野である
人に寄りそう
ことをやりたいと思うのは他のヒロイン達と同じ構図になりましたね。
晴れて、
できないことをやりたいヒロインの仲間入りとなりました!
