いや、タイトルが根付栄蔵とはだれが予想したのでしょうか・・
私は普通に玉狛に戻って、迅さんたちの評価を期待していました。
が、そこはワートリ。
玉狛支部にすら戻らないところからスタートでしたね。笑
さて、
- ヒュースの噂
- 先に話をつけるつもりが・・・
- 上書きの内容
- わかる人間にはわかるメッセージ
について書いています。







Contents
【ワールドトリガー 176話】ヒュースの噂
歌川から宇佐美へ電話。
ヒュースの素性はまだ公表してないですよね?
玉狛第二のランク戦終了後、菊地原がC級隊員たちの会話を耳にしてしまう・・
それは
ヒュースが近界民ではないか
というものでした。
この菊地原のサイドエフェクトの使い方もそうですけど、修との関係性もしっかり進展してていいですね。
連絡とるくらいにはなったんだ!みたいな。
菊地原は話したことあるやつはだいたい友達で、好きなものも友達なので、友達が欲しいタイプ。
なのに、口を開けば憎まれ口なのが何とも言えない不器用さ・・
さて、この噂がきっかけで修が揺れている理由が明らかになりました。
修の揺れていた理由は
上位陣との戦いで鮮烈なデビューを果たしたヒュースが目立ちすぎること
でした。
【ワールドトリガー 176話】先に話をつけるつもりが・・・
ヒュースの噂されていることを知った修は林道支部長に連絡し、根付さんのアポを取ります。
15歳がアポを取って上層部に会うマンガですよ・・
普通の主人公なら、何も考えずに突入ですよ。
あっ、そういえば修はいろいろ考えた末に、本部に突入していましたね。
そんなこんなで部屋に入るとすでに東隊長の姿が・・・
根付さんと東さんはすでに風間さんからヒュースの噂について知っており、対策済みでした。
噂が広がってからではまずいと判断した修は、後々の遠征のことも考えて根付さんに噂を否定してもらうようお願いしに来ました。
かつて自分を利用した大人たちにウソをつくようにお願いしにくる主人公です。
よくわからないメンタリティーです。
しかし根付さんは「噂の上書き」という具体的な手段を用意していました。
ここにも修=持たざる者ということが表われていると思います。
修が判断したときにはすでに根付さんは動き出していた。
しかもこの関係はこの場に同席していた東隊長にも感じられますね。
修よりも早くこの二人(根付さん・東隊長)は具体策を練り、行動することができるということです。
この修=持たざる者というメタは、鈴鳴の停電作戦時にもありましたよね?
停電作戦時、修は片腕をとられ、
停電をなんとかしなきゃ!
という判断をしましたが、実際になんとかしたのは
ヒュースでした。
ヒュースと修の思考回路は似ている部分がある
というのは過去記事でも紹介した通りです。
やはりここでも描かれていたのは修よりも上の存在がいるということです。
今話の根付さん・東隊長にもそれが感じられますね。
【ワールドトリガー 176話】上書きの内容
出てしまった噂(デマではない)を噂の上書きを使ってもみ消すのがワートリなのです。
噂の上書きとは、
今流れている噂より信憑性のある噂を作って流す
というものでした。
しかもその噂を東さんの名前で流して、信憑性をさらに高めるという新しい東さんの使い方です。
狙撃手合同訓練で噂の上書きをするので、佐鳥や半崎もこの件に協力しているようです。
佐鳥はA級隊員で、おそらくヒュースのことも聞いているでしょう。(聞いていなくてもそんなこと気にするような人じゃない。)
てなるんですが、訓練のシフト上そうなったと考えておきましょう。
ただでさえ、訓練の担当だけでもダルいのに、こんな役やらなきゃなんてマジダリぃと思っているでしょうね。笑
そうやって、あくま「伝聞」という形で噂を流して、事実確認にされたら
噂を流したことをぼかしつつ、内容には賛同する
手段をとるというちょっと手慣れているとこがまたこわいよ東さん。
しかも、ヒュースの素性を明かす仮定の話までしっかり進めている徹底ぶり。
誤情報を流したのは、根付さんの指示だったと説明し、その責任は根付さんにある
ということで落ち着かせる。
【ワールドトリガー 176話】わかる人間にはわかるメッセージ
ヒュースのことは遠征経験組は名前で気づくようです。
風間隊はもちろん知っているし、太刀川隊も。
そうなると、三輪はどうなるのでしょうか・・
おそらく知っているとは思うのですが、また近界民が入隊していろいろ悩んでいそうですね。
東さんが名前で気づいていたということは、ランク戦は近界民であることも考慮してのあの囮だったのでしょうか?






170~178話までは20巻に掲載されています。








